今年のクリスマスに贈るプレイリストは、ポール・マッカートニー来日に因んで、ビートルズの往年の曲で構成してみた。題して「No Reply」。
<A面>
「No Reply」
「I Saw Her Standing There」
「Rock And Roll Music」
「Long Tall Sally」
「Matchbox」
「Roll Over Beethoven」
<B面>
「Mr. Moonlight」
「All My Loving」
「I’m Happy Just To Dance With You」
「I Feel Fine」
「Taxman」
「We Can Work It Out」
ということで、今回も「A面B面合わせて12曲」というプレイリスト作成の独自ルールに従って作成した。
ビートルズはジョン中心のバンドとして始まり、ポール中心のバンドとして終わったわけだが、中期以降、ジョージも力をつけ、リンゴも独特のリズムで3人の複雑化してゆくメロディーを支えた。どの時期の作品も趣があるが、私は12歳の時(1964年2月)にニューヨークで彼らのエド・サリバン・ショーのステージを(TVで)見た原体験があるから、初期の音楽が特に好きだ。
このプレイリストは、その初期のビートルズをイメージした構成になっている。A面、B面両方とも1曲目はジョンのボーカルでスタート、2曲目はポールが(張り合うように)リードを取る。このプレイリストを牽引するのはあくまでもジョンだ。A面の場合、3曲目は再びジョン、4曲目はポール、そして5曲目にリンゴのボーカルを入れて、最後にジョージが来る。全て初期のロックンロール。
B面は、(最初の2曲のあと)3曲目にジョージのボーカルがあって、4曲目にジョンの中期の実験的な曲を入れた。ここでも変化を起こすのはジョンという寸法。5曲目にジョージの曲があって、最後はジョンとポールのボーカル両方が楽しめる中期の曲で締める。
ビートルズの音楽の多くは作詞作曲レノン・マッカートニーとなっているが、曲によってだいたいジョン、ポール主導が分かれている(たとえばGirlはジョン、Yesterdayはポールのように)。最後の「We Can Work It Out」は、ポールらしい部分とジョンらしい部分が両方あるから、正に作詞作曲レノン・マッカートニーであり、プレイリストの最後に相応しいだろう。
参考までに、プレイリスト「No Reply」それぞれの曲を含むアルバムを載せておく。
<A面>
「BEATLES FOR SALE」
「Please PLease Me」
「BEATLES FOR SALE」
「PAST MASTERS・VOLUME ONE」
「PAST MASTERS・VOLUME ONE」
「With The Beatles」
<B面>
「BEATLES FOR SALE」
「With The Beatles」
「A HARD DAY’S NIGHT」
「PAST MASTERS・VOLUME ONE」
「REVOLVER」
「PAST MASTERS・VOLUME TWO」
外は寒いが、iPodに入れてジョギングの時などに聴いていただければ嬉しい。きっと寒さを忘れることが出来るだろう。
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