気象学が面白い。といっても素人レベルの話で、“図解 気象学入門”古川武彦・大木勇人共著(講談社ブルーバックス)や“天気と気象 増補改訂版”(ニュートン別冊)、“謎解き・海洋と大気の物理”保坂直紀著(講談社ブルーバックス)などを読んで勉強しているところだ。
ここで私の気象学についての興味を纏めておきたい。
1. 実用面
仕事や旅行計画などのための天候予測。もっとも今年の台風6号の不思議な動きには翻弄された。
2. 身体活動との相関
自律神経(交感神経と副交感神経)と気象(気温、気圧、四季など)との相関を弁えることで、「人生系と生命系」の物語を上手く同期させること。人生の達人への道。
3. 複雑系の実例として
コリオリ力、比熱・潜熱、レイノルズ数、ナビエ・ストークス方程式、エクマンらせん、西岸強化、ロスビー波、深層循環などなど、気象学は複雑系科学の宝庫であり、それらは社会現象の分析にも応用できそうだ。
以前「免疫について」の項で、免疫に関する私の興味を以下の三つに纏めたことがある。
1. 健康管理面
2. 自律神経と生産と消費活動について
3. 免疫学の社会科学への適応
いまこの三つを気象学への興味と並べてみると、同じような構造になっていることに気付かされる。
特に3.の社会科学への適応については、「環境におけるエネルギーの循環」という視点からして、気象というマクロコスモスと、人体というミクロコスモスとの両面から、その中間にある人と社会というメゾコスモスを分析するということで、なかなか理に適っていると思うがいかがだろう。
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