松任谷由美の新しいアルバム「そしてもう一度夢見るだろう」がリリースされたので、懐かしい彼女の荒井由美時代中心の曲とサザンオールスターズ(サザン)の曲を組み合わせて、プレイリストを作ってみた。ストーリーは、一途な女と遊び人男の恋の物語。桑田佳祐(クワタ)は、ユーミンの恋のお相手として遊び人男を演ずる一方、ストーリーテラーとして、A面とB面の最後をそれぞれ「LONELY WOMAN」と「BLUE HEAVEN」で締める。
<A面>
「やさしさに包まれたなら」
「神の島遥か国」
「守ってあげたい」
「愛する女性(ひと)とのすれ違い」
「あの日にかえりたい」
「LONELY WOMAN」
<B面>
「雨のステイション」
「夏をあきらめて」
「海を見ていた午後」
「Melody(メロディー)」
「翳りゆく部屋」
「BLUE HEAVEN」
以上12曲。「昔のレコードアルバムを模して、A面B面合わせて12曲」といういつものプレイリスト作成ルールに従った。
<A面>最初の二曲は、二人の出会いから楽しい夏の沖縄の旅である。
「やさしさに包まれたなら」
「神の島遥か国」
しかし次の二曲に至って早くも遊び人男は一途な女を重荷に感じ始める。
「守ってあげたい」
「愛する女性(ひと)とのすれ違い」
彼女は都会の空を眺めながら男と出会った頃のことを懐かしむ。
「あの日にかえりたい」
<A面>の最後、クワタが女の気持ちを思い計って歌う。この曲は「Season’s Greetings」のプレイリストに入れなかったサザンのクリスマス・ソングの一つ。
「LONELY WOMAN」
<B面>に入っても、二人はすれ違いのままである。女は待ち続け、男は遊びに忙しい。季節は春から夏にかけて、場所は湘南の風情。
「雨のステイション」
「夏をあきらめて」
その後も事態は深刻化していく。夏が過ぎ秋が来る。
「海を見ていた午後」
「Melody(メロディー)」
四曲目ではじめて遊び人男は女の一途な気持ちに気付くが、時すでに遅し、五曲目に至りついに女は絶望して死を選んでしまう。
「翳りゆく部屋」
<B面>の最後は、クワタが亡き彼女を想って歌う。
「BLUE HEAVEN」
いかがだろう。ユーミンの曲は、女性の自立心と、それに同居する危うい一途さを感じさせる。対するに、サザンの曲で男の気持ちと、全体のストーリーを表現した。タイトルは「LONELY WOMAN」。皆さんもこのプレイリストをiPODに入れて男女のドラマを楽しんで欲しい。参考までに、それぞれの曲が含まれるアルバム名を載せておこう(括弧内)。
<A面>
「やさしさに包まれたなら」(MISSLIM)
「神の島遥か国」(キラーストリート)
「守ってあげたい」(昨晩お会いしましょう)
「愛する女性(ひと)とのすれ違い」(KAMAKURA)
「あの日にかえりたい」(YUMING BRAND)
「LONELY WOMAN」(キラーストリート)
<B面>
「雨のステイション」(COBALT HOUR)
「夏をあきらめて」(NUDE MAN)
「海を見ていた午後」(MISSLIM)
「Melody(メロディー)」(KAMAKURA)
「翳りゆく部屋」(YUMING BRAND)
「BLUE HEAVEN」(さくら)
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