タイトルをみてニヤリとした人もいるだろう。そう、8月24日横浜アリーナ、サザンオールスターズ(サザン)のコンサート最終日は雨だった。3時間半、桑田佳祐(クワタ)は疲れを見せることもなく最後まで歌い切った。TVで観ていただけだが、私にとってこの夏の楽しい想い出だ。記念に、彼らが歌った全46曲の中からいくつか選んでプレイリストを作ってみる。
昔のレコードアルバムを模して、A面B面合わせて12曲。もっと多くても良いかもしれないが、ジョギング中に聴くことを考えるとこの位がいいところだ。12曲のなかにどれだけ当日の雰囲気を篭めることが出来るか、それもプレイリスト作成の楽しさである。
といってもあまり複雑な選択肢はない。
<A面>
「YOU」
「ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)」
「LOVE AFFAIR〜秘密のデート〜」
「そんなヒロシに騙されて」
「ロックンロール・スーパーマン〜Rock’n Roll Superman〜」
<B面>
「涙のキッス」
「チャコの海岸物語」
「夕陽に別れを告げて〜メリーゴーランド〜」
「I AM YOUR SINGER」
「HOTEL PACIFIC」
「勝手にシンドバッド」
「Ya Ya(あの時代<とき>を忘れない)」
以上全12曲。いかがだろうか。
雰囲気を壊さないために曲順は当日と同じである。A面の最初の3曲は当日のオープニングどおり、B面はサブステージでの3曲から始める。B面の最後、即ちプレイリストのラストは当日最後の曲が妥当だろう。
原由子の歌う「そんなヒロシに騙されて」、今年発表された「I AM YOUR SINGER」を入れる。結局A面5曲、B面7曲の変則アルバム構成になってしまった。B面3曲目の最後についている「悲しみはメリーゴーランド」の断片は当日演奏されなかったが、既存のアルバムからの選曲なので仕方が無い。
残念だが、松田弘の歌う「松田の子守唄」、リクエストのトップ3曲「希望の轍」「いとしのエリー」「真夏の果実」、「TUNAMI」や「Melody(メロディー)」などの懐かしい曲は入れられなかった。また別の機会に選曲することとしよう。
それぞれの曲を含むアルバム・シングル版が発表された年をみると、
<A面>
1990年(アルバム「Southern All Stars」)
1984年(アルバム「人気者で行こう」)
1998年(アルバム「さくら」)
1983年(アルバム「綺麗」)
2005年(アルバム「キラーストリート」)
<B面>
1992年(アルバム「世に万葉の花が咲くなり」)
1982年(シングル「チャコの海岸物語」)
1985年(アルバム「KAMAKURA」)
2008年(シングル「I AM YOUR SINGER」)
2000年(シングル「HOTEL PACIFIC」)
1978年(アルバム「熱い胸さわぎ」)
1982年(シングル「Ya Ya(あの時代<とき>を忘れない)」)
ということで、1978年から2008年までの30年間が散りばめられた12曲となった。プレイリスト「雨のアリーナ」は、この夏の記憶でもあり、また12の「時」のコラージュともなった。クワタ曰く「あくまでも途中経過ライブです、伝説にはしません!」ということなので、今後もサザンとクワタの活躍に期待しよう。
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