前回「事実把握の原則」の項で、出来事の事実把握ステップについて書いた。以前「コトの制御」の項では、身に降りかかる禍事(出来事)の制御についていくつかの方法を提示した。今回は、力を合わせて制御に当る場合に必要な、「リーダーシップ」について考えてみたい。
ブログ記事の流れとしては、
出来事の「事実把握」
↓
判断を下す際の「思考の軸」
↓
出来事の制御「コトの制御」
↓
集団による制御「リーダーの条件」
と理解していただければ良い。
「コトの制御」での(9)力を合わせてコトに当る、には、「一人で対応できないような禍事には、仲間を集めてコトに当る必要がある。制御の方法は相談にて。」というノートを付けたが、以下、リーダーとして「仲間と相談する際の心構え」を列挙しよう。
(1)コトを制御する目的を明確に
仲間と相談するには彼らに、どうしてコトを制御する必要があるのか、を明確に説明できなければならない。そうしないと途中で各自の行動が分散してしまう。また、自分だけの行動であれば途中で目的を変更しても問題ないが、仲間がいる場合は変更する理由の説明も必須。制御したあとの新しい流れについても考えを共有しておくこと。
(2)自己犠牲の精神
リーダーは失敗した時の責任を取らなければならない。成功しても自分だけの功績にしてはならない。成功したら仲間全員の功績、失敗したら自分の責任、といった精神が必要。
(3)制御方法のメリットとデメリットを可視化する
制御方法のメリットとデメリットを可視化して、成功した際の成果の最大化、失敗した際のリスクの最小化、を常に心がけておく事。法の範囲を弁えると共に、どの方法がもっとも適しているのか、についても計量化しておくこと。
(4)仲間の役割を適材適所で決める
以前「6つのパーソナリティ」の項で、人のパーソナリティを大きく6つに分類したことがあるけれど、チームを組むに当っては、各人のパーソナリティに応じた仕事の割り振りが重要。
(5)機を見るに敏であれ
出来事の脈絡(物事の一貫したつながり)の弱いところや好都合な状況、チャンス(機)を素早く察知し、的確かつ迅速に行動する(敏)こと。
(6)先頭を切って走る勇気
実行に当りリーダーに必要なのは先頭を切って走る勇気である。
以上、力を合わせてコトに当る際のリーダーシップについて書いたが、会社の悪い噂からイランの核問題まで出来事の大小はあれど、コトの制御に関するリーダーの心構えは一緒だと思う。仲間を集って行動に踏み出そうとする人の参考になれば嬉しい。







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