ここのところ読んできた最近の人体に関する本(新書)をいくつか紹介したい。書名のあとに、本のカバーや帯にある文章を載せて説明に代えよう。副題は冒頭に載せる。
1.『自律神経の科学』鈴木郁子著(講談社BLUE BACKS 4/20/2023)
副題「「身体が整う」とはどういうことか」
「心身の不調は自律神経が原因かもしれない」「自律神経のバランスが乱れている」などとよく耳にします。そもそも、自律神経とはどのような神経なのでしょうか?簡単にいえば「内臓の働きを調整している神経」。全身の臓器とつながり、身体の内部環境を守っています。自律神経に関わる歴史的な研究を辿りながら、交感神経・副交感神経の仕組みや新たに発見された「第三の自律神経」の働きまで、丁寧に解説していきます。(本カバー裏表紙より)
2.『硬くて柔らかい「複雑系」骨のふしぎ』石井優著(講談社BLUE BACKS 5/20/2025)
副題「からだを支えるだけでない、知られざるはたらき」
一見、硬くて不動のものであるように感じる骨。しかし、最先端の技術で観察すると驚くほど「動的」な姿が見えてきた。骨を壊す細胞とつくる細胞、真逆の機能の両者は、互いに制御し合っていた! 骨は生命に必須のカルシウム&リンの貯蔵庫の役割も。脳や脂肪組織とのかかわりが指摘される骨ホルモンとは? そして、人類の敵、がんはどうやって骨に移転するのか。第一人者が解説する骨研究の最前線。(本カバー裏表紙より)
3.『脳と免疫の謎』毛内拡著(NHK出版新書 6/10/2025)
副題「心身の不調はどこからくるのか」
「脳の免疫細胞」と言われるグリア細胞。その研究から、脳と免疫の相互作用が心身の不調、精神疾患、依存症などに影響を及ぼしていることが明らかになってきた。いったい脳の中で何が起きているのか。疲労・炎症のメカニズムだけでなく、脳のパフォーマンスの上げ方、セルフケアまで。気鋭の脳科学者が最新研究の成果をわかりやすく解説する!(本カバー表紙裏より)
4.『腎臓の教科書』取優二著(講談社BLUE BACKS 9/20/2025)
副題「体液の循環・浄化から見る驚異の生命維持システム」
一日に150~180リットルの体液を濾過し、水分・ミネラル・pHを調整する生命維持装置「腎臓」。再生医療でもっとも実現が難しいといわれる臓器の精緻な構造と老廃物除去のしくみから、脳や腸、心臓といった全身の臓器との連携について。さらに、慢性腎臓病約2000万人時代に知っておきたい、正しい医療知識や生活習慣による腎臓機能維持の方法までを腎臓専門医がていねいに解説します。(本カバー裏表紙より)
5.『「腸と脳」の科学』坪井貴司著(講談社BLUE BACKS 9/20/2024)
副題「脳と体を整える、腸の知られざるはたらき」
腸と脳がやり取りをして、お互いの機能を調整しているしくみ「脳腸相関」の研究がいま注目を集めています。腸内環境の乱れは、腸疾患だけでなく、不眠、うつ、発達障害、認知症、糖尿病、肥満、高血圧、免疫疾患や感染症の重症化……と、全身のあらゆる不調に関わることがわかってきているのです。腸がどのように脳や全身に作用するのか。分子および細胞レベルで見えてきた驚きのしくみを解説します。(本カバー裏表紙より)
以上だが、今更ながら人体(脳と身体)の精密に驚く。いまは『脳と免疫の謎』と同じ著者の『脳を司る「脳」』(講談社BLUE BACKS 12/20/2020)という本を読んでいる。興味深い知見があればご紹介したい。
尚、上記5冊以前に読んだ『脳は眠りで大進化する』上田泰己著(文春新書6/20/2024)については、去年「眠りの研究」の項で紹介した。併せてお読みいただけると嬉しい。







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