先日新聞に、作家や詩人たちが(音楽家のように)自主レーベルで独自の本作りを始めていると紹介されていた(2/4/08日経新聞夕刊「作家や詩人、独自の本作り」)。
その中で紹介された「ウィンドチャイム・ブックス」の永井宏さんは、以前読んだ「本づくりのかたち」芳賀八恵著(8plus)という素敵な本にも載っていたので覚えていた。
芳賀さんの本には、「ウィンドチャイム・ブックス」の他にも、
「牛若丸」
「空中線書局」
「トリトンカフェ」
「SKKY / iTohen」
「young tree press」
「mini book Hana」
「四月と十月」
「小さなほん」
「トムズボックス」
「未来本」
「Web Press 葉っぱの坑夫」
といった、独自の本づくりを志している人たちが紹介されている。皆それぞれにHPがあるから、興味のある人は検索してみて欲しい。この本を書いた芳賀さんご自身も、絵本作家、デザイナーであるとともに「8plus」という小さな個人出版社を主宰されている。
以前「スモールビジネスの時代」の中で、安定成長時代を支える産業システムの一つは「多品種少量生産」であると書いたが、出版においても、作家個人が営む自主レーベルの動きが出てきたことはそれを証明している。本はこれからますます多様化していくだろう。私もいつか、出版した電子書籍やその他の原稿を、綺麗な装丁でCDサイズ横書きの本として出版したいと思う。
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