夜間飛行

茂木賛からスモールビジネスを目指す人への熱いメッセージ


短鎖脂肪酸

2013年11月26日 [ 非線形科学 ]@sanmotegiをフォローする

 前回「食品添加物」の項で参照した“「酵素」がつくる腸免疫力” 鶴見隆史著(大和書房)には、「短鎖脂肪酸」の話も出てくる。短鎖脂肪酸とは、飽和脂肪酸の一種で、炭素数6以下のものを指す。炭素の鎖の連結が短いために分解されやすいという。この短鎖脂肪酸、研究が始まったのは1940年頃のことだが、その働きが突き止められたのは、なんと今から十数年前(2000年ごろ)のことらしい。時と共に知見がどんどん新しくなるという典型的な例だが、我々の健康に大いに関係があるようなので紹介しておきたい。短鎖脂肪酸のことは、以前「酵素の働きと寿命との関係」の項で紹介した同じ鶴見氏の“「酵素」の謎”(祥伝社新書)にも出てくる。だが今回は“「酵素」がつくる腸免疫力”から引用しよう。

(引用開始)

 短鎖脂肪酸とは、酢酸、プロピオン酸、酪酸といった炭素数6以下の有機酸で、飽和脂肪酸です。これらは、水溶性の食物繊維やデンプンなどの糖質の発酵で生じる物質ですが、この短鎖脂肪酸をつくるときに働くのが、腸内細菌の善玉菌です。これらの有機酸が人間の免疫力を上昇させたり、健康を維持・向上させるうえで、大変重要な役割を果たしていることがわかってきているのです。
 発酵で生じた短鎖脂肪酸は、その95パーセントが大腸粘膜から吸収され、すべての消化管と全身の臓器の粘膜上皮細胞の形成と増殖を担っているのです。これがないと大腸壁の維持ができず、不足すると粘膜に隙間ができ、細菌が体に進入しやすくなります。
 短鎖脂肪酸は粘液を分泌させる働きもしているので、不足すると胃液や腸液、膵液、胆汁も十分な分泌ができないことになります。胃などは、胃粘液がないと胃壁から出る強い塩酸(胃酸)ですぐに穴が開いてしまいます。唾や涙や鼻水などの体液も、この短鎖脂肪酸がつくっているのです。
 その働きは、それにとどまらず細胞内のミトコンドリアにはたらき、エネルギーの活性化を促しています。腸のPH(ペーハー)も下げ(弱酸性にする)、殺菌力も高めてもいます。さらに、短鎖脂肪酸の中の酪酸は、がんのアポトーシス(→101ページ)にも関わっているので抗がん効果もあるのです。

(引用終了)
<同書 119−120ページ。フリガナ省略>

いかがだろう、世の中には別の考え方もあるから全てを鵜呑みにする必用はないだろうが、牛や馬などの草食動物が食物繊維だけで強い筋肉を作ることなども考え併せると、その発酵によって生じる短鎖脂肪酸が身体に良い働きを齎していることは確かのように思える。

 ここで、よい機会だから、食物繊維そのものの役割全般についても纏めておこう。これは“「酵素」の謎”から抜書き(箇条書き)する(162ページ)。

1. 便の構成要素となり、便量を増やす
2. 腸の蠕動運動を活発にして、内容物を速やかに移動させる
3. 発がん物質、有害菌、有害物質を吸着して、便として排泄する
4. 消化管の働きを活発にする
5. 糖の吸収速度を遅くして、食後の血糖値の上昇を防ぐ
6. 胆汁酸を吸着して、便として排泄する
7. コレステロールの余分な吸収を防ぐ
8. ナトリウムの過剰摂取を防ぐ
9. 善玉菌のエサになり、腸内環境を改善する
10.膵液や胆汁の分泌量が増え、酵素の量を多くする
11.不溶性食物繊維キチン・キトサンは、脂肪の過剰摂取を抑制する
12.短鎖脂肪酸のエサになる

という具合。短鎖脂肪酸など、腸内細菌と食物繊維とコラボレーションの詳細は、さらにこれら本をお読みいただきたい。さて、とりあえず体内の短鎖脂肪酸を増やすにはどうしたらよいか。ふたたび“「酵素」がつくる腸免疫力”に戻って引用する。

(引用開始)

 短鎖脂肪酸を増やす食品を紹介しておきます。いちばんはわかめ昆布などの海藻類、りんご、バナナなどのよく熟した果物に含まれている水溶性の食物繊維です。穀類、大豆、きのこ類にある不溶性の食物繊維のほか、黒酢、酢、梅干し、ピクルス、酢の物、らっきょう、漬物、キムチなどの発酵食品もそうです、これらの食品は、血液をサラサラにする効果もあります。

(引用終了)
<同書 122ページ>

ということで、味噌、醤油、納豆、酢、漬物など発酵食品の多い日本の伝統食が身体に良いといわれる理由がよく分かる。尚、発酵食品については、“100歳まで病気知らずでいたければ「発酵食」を食べなさい”白澤卓二著(河出書房新社)という本もある。これらの本を参考にして、日々の健康に留意していただきたい。

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posted by 茂木賛 at 10:06 | Permalink | Comment(0) | 非線形科学

食品添加物

2013年11月19日 [ 非線形科学 ]@sanmotegiをフォローする

 前回「遺伝子の水平伝播」の項の最後で触れた“「酵素」がつくる腸免疫力” 鶴見隆史著(大和書房)には、健康にとって要注意な「食品添加物」が幾つか挙げられている。その部分を引用してみよう。

(引用開始)

 がん、糖尿病の二大国民病を筆頭に、現在の日本の病気の惨状はびどいものです。その根本原因に、食を取り巻く環境の変化があります。本来の、自然では考えられないほど食が大量生産されているのです。その大量生産を支えるのが加工、保存のために使われる食品添加物であったり、野菜、果物に使う農薬だったりします。これらはまた、体内酵素を大量に消費させるものでもあります。
 食品添加物とは、加工食品を作るときに製造や保存に用いられる甘味料、調味料、着色料、保存料、酸化防止剤、漂白剤などのことですが、安い材料を改良・補強して色彩、香り、味を調えるために使われています。
 現在日本で認められている添加物は、800余種もあります。なかには腐敗防止のために、これらを加えないと食中毒の危険性のあるものもありますが、指定されているものの中には発がん性などのリスクが心配されているものも多々あります。(中略)
 添加物の安全性は、動物実験で確認されているとはいいますが、この過剰使用が私たちの健康を蝕んでいくというのは疑いようもないことです。現在の日本は、添加物の入っていない食品のほうが珍しいくらいで、食卓には食品がのっているというより、添加物がのっているといったほうがいいくらいです。
 要注意の添加物をあげておきましょう。防カビ剤のオルトフェニルフェノールやジフェノール、発色剤の亜硝酸ナトリウムと硝酸ナトリウム、漂白剤の亜硫酸ナトリウムと次亜硫酸ナトリウム、保存剤のソルビン酸と安息香酸ナトリウム、着色料のタール色素、酸化防止剤のエリソルビン酸ナトリウム、かんすいのポリリン酸ナトリウム、調味料の5’グアニル酸2ナトリウム、イーストフードの臭素酸カリウムなどがそれです。商品のラベル表示を見て、それらが含まれている食品には手を出さないのが賢明です。

(引用終了)
<同書 146-148ページ。フリガナ省略>

どれも舌を噛みそうな名前でなかなか覚えられないが、リストを手近かに置いておいて、買う(買った)商品ラベルと照らし合わせるのが良いだろう。“体を壊す10大食品添加物”渡辺雄二著(幻冬舎新書)には、次の10添加物が挙げられている。

(1) 発色剤・亜硝酸Na
(2) カラメル色素
(3) 合成甘味料3品目
    アステルパム
    スクラロース
    アセスルファムK
(4) パン生地改良剤・臭素酸カリウム
(5) 合成着色料・タール色素
(6) 防カビ剤・OPPとTBZ
(7) 殺菌料・次亜塩素酸ナトリウム
(8) 酸化防止剤・亜硫酸塩
(9) 合成保存料・安息香酸Na
(10)合成甘味料・サッカリンNa

両者でほぼ一致しているのは、発色剤、イーストフード(パン生地改良剤)、着色料、防カビ剤、酸化防止剤、保存料で、その他については違いがある。害の程度により、人により、また時と共に知見が新しくなるから、いろいろな本(文献)を読んで最終的には自分で判断する必要があると思う。

 ちなみに、硝は窒素(nitrogen)、硫は硫黄(sulfur)、塩は塩素(chlorine)のことで、酸化化合物の頭に付く亜・次・過は、そこに含まれる酸素の数を示す。標準的なものよりも酸素が一つ少ないと「亜」が付き、二つ少ないと「次亜」、逆に一つ多いと「過」が付く。

 食品添加物の過剰な使用は、20世紀型の大量生産・輸送・消費システムが齎した“行き過ぎた資本主義”の一面だ。このブログでは、モノコト・シフト後の日本に必要な産業システムとして、多品種少量生産、食品の地産地消、資源循環、新技術の四つを挙げているが、中でも食に関しては、人の健康に直接係わるだけに特に重要だと思う。全てを地産地消で賄うわけにはいかないだろうが、添加物はなるべく少なく摂取するようにしたいものだ。

 “「酵素」がつくる腸免疫力”には、食品添加物の話以外、酵素(体内酵素と消化酵素)の大切さ、体の生理リズム、食べる順番、腸免疫力の高め方、酸化から体を守る、など実践的な話も多く書かれている。腸管造血説や木炭が持つミネラルの力、マイナスの電荷を持った水素原子イオンや温熱の力などの知見も興味深い。是非一読をお勧めしたい。また、酸化については「活性酸素」の項も参照していただきたい。

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posted by 茂木賛 at 10:21 | Permalink | Comment(0) | 非線形科学

遺伝子の水平伝播

2013年11月12日 [ 非線形科学 ]@sanmotegiをフォローする

 藤田紘一郎氏の本を読んでいたら、「遺伝子の水平伝播」という言葉に出会った。藤田氏は腸内細菌や寄生虫の研究者で、このブログでも以前「脳腸バランス」や「糖質と脂質」の項でその著書を紹介したことがある。この言葉(遺伝子の水平伝播)が出てくるのは、氏の最新刊“遺伝子も腸の言いなり”(三五館)である。その部分を引用しよう。

(引用開始)

 2010年4月、フランスの海洋生物学と海洋学の研究・教育機関であるロスコフ生物学研究所の研究チームが、海藻を消化する酵素は日本人の腸内にのみ存在していると、科学誌「ネイチャー」で発表しました。
 研究チームは、ゾベリア・ガラクタニボランという海洋性バクテリアが、アマノリ属の海草に含まれる多糖類を分解する酵素を持っていることを発見しました。そして、日本人の被験者13人と、北米に住む被験者18人の腸内細菌の遺伝子を比較したところ、海洋微生物に由来する遺伝子は日本人の腸内からしか発見されませんでした。
 これは、日本人が長いあいだ、習慣的に海藻を使った料理を食べて海洋微生物を摂取することで、腸内に数兆個が棲むとされる細菌の一種が、海藻を消化する遺伝子を取り入れることが出来たのではないかと考えられています。(中略)
 今までの考え方では、遺伝子は生殖によって次世代に渡される垂直伝播のみ、つまり親から子だけに受け継がれるものだとされてきました。しかし実際は、このように遺伝子が種を越えて移転する、遺伝子の水平伝播という、異なる種のあいだでも遺伝子の受け渡しが起こっているのです。
 進化は遺伝情報の共有によって加速します。そうすれば他の生物が「学習した」内容を情報として手に入れることができます。遺伝子が共有されるのならば、生物は独立した不連続な存在ではないということになります。

(引用終了)
<同書 154−155ページ>

 遺伝子が環境の影響を受けて変化し、種から種へ伝播して変わっていくことを「エピジェネティクス」(後天的遺伝子制御変化)という。

(引用開始)

 エピジェネティクスの「エピ」は、ギリシャ語で「上の、別の、後から」という意味を持ち、本来の遺伝情報の「上につく別の遺伝情報」や「後で獲得した遺伝情報」という意味です。そして、エピジェネティクスによって変化した遺伝情報のことを「エピゲノム」(後天的遺伝情報)と呼びます。

(引用終了)
<同書 160ページ>

 エピジェネティクスは、遺伝子という“モノ”から、環境と細胞の相互作用という“コト”への関心のシフトということで、このブログで指摘している21世紀のモノコト・シフトの一例だと思う。「遺伝子が共有されるのならば、生物は独立した不連続な存在ではないということになります」という指摘は面白い。世界は、ミーディアム(空気や水などの媒体物質)とサブスタンス(土や木などの固体物質)、そしてその二つが出会うところのサーフェス(表面)から出来ているとするアフォーダンス理論の考え方が、生物学にも応用可能になるからだ。この分野での更なる研究に期待したい。

 それにしても、この本のメイン・テーマである腸内細菌の健康に及ぼす影響には驚く。酵素と細菌との関係については、「酵素の働きと寿命の関係」の項で紹介した鶴見隆史氏の新しい著書“「酵素」がつくる腸免疫力”(大和書房)などにも詳しい。

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本物を見抜く力

2013年11月05日 [ 起業論 ]@sanmotegiをフォローする

 前回「経済の三層構造」の項で述べたように、モノコト・シフト時代には、人々は「コト経済」に対して親近感を抱く。しかし「コーポラティズム」を武器として利益の収奪を図る1%のgreedとbureaucracyにとって、それは好ましいことではない。だから彼らは、コト経済の「擬態」を作り出して、自分たちが作り出したシステム(行き過ぎた資本主義)に、人々を繋ぎとめようとする。

 「認知の歪みを誘発する要因」の項で述べたように、greedとbureaucracyは、人々を認知の歪みに陥れようと数々の罠を編み出すわけだが、コト経済の「擬態」もその罠うちの一つである。

 コト経済の「擬態」とは何か。コト経済とは、生命の営みを含めた人と外部との相互作用全般を指す。その擬態とは、贋物の人と外部との相互作用である。「“モノからコトへ”のパラダイム・シフト」の項の最後に書いたように、「コト」に関して重要なのは、そこには必ず固有の「時間と空間」が関わっていることだ。人と外部の相互作用とは、人の固有の「時空」と外部の「時空」とが相互に作用しあって、その結果新しい何かが生まれるプロセスである。時空の共振、魂の交感といってもよいだろう(人と人との相互作用は「生産と消費」の関係にある)。しかし、贋物には新しい何かを生み出す力がない。上辺だけの人間関係、書割の風景、味のしない食物、感動を呼ばないイベントなどなど。

 そのコトが本物か贋物かを見破るには、そのコトによって自分が感動するかどうかじっと見ればよい。感じればよい。贋物には人を真に感動させる力がない。だから、しばらく体験していれば本物との違いが分かるはずだ。

 greedとbureaucracyは、昔から“コト”の持つ力を利用してきた。パンとサーカス、スリー・エス(セックス・スポーツ・スクリーン)などなど。それらの“コト”は初めから贋物の場合もあるが、宗教行事、スポーツ・イベント、コンサートなど、本物の感動を与えるコトが起こっている話を聞きつけて、それを換骨奪胎し、贋物にすり替えて使い回すケースも多い。コトには人を陶酔させる麻薬のような作用があるから、それによって認知の歪み(思い込み)が生じると、そのあと贋物にすり替えられても気付かないことがあるのだ。だから陶酔させるような“コト”に対しては自戒して、陽性感情への過度の傾斜に歯止めをかけなければならない。参考までに、「認知の歪み」のパターンを再掲しておこう。

二分割思考(all-or-nothing thinking)
過度の一般化(overgeneralization)
心のフィルター(mental filter)
マイナス思考(disqualifying the positive)
結論への飛躍(jumping to conclusions)
拡大解釈と過小評価(magnification and minimization)
感性的決め付け(emotional reasoning)
教義的思考(should statements)
レッテル貼り(labeling and mislabeling)
個人化(personalization)

 それにしても、本物の評価は難しい。上記したように、往々にして本物が贋物にすり替えられたりするからでもあるが、本物を感じることができるかどうかは、自分の側に問題がある場合もあるからだ。いくら周りで素晴らしいコトが起こっていても、自分の側にそれを受け止めるだけの力(時空)がなくては、ネコに小判、馬の耳に念仏状態になってしまう。

 またコトに対する感動は、ある人にとっての感動が、別の人にとっては日常というケースもある。それぞれの人生経験、興味のあり様などによって感動のあり様は違ってくる。いくら風光明媚なところでも、そこに長く暮らしていれば慣れてしまって感動が薄れてしまう。いくら美味しい食べ物でもいつも食べていれば何も感じなくなってしまう。逆に、贋物だとわかっていてもその中のある部分に感動することがある。

 昨今の贋物・擬態は、技術進化によって以前よりも格段に本物に似せて作られ、演じられる。概ね、その活動に「理念と目的」が無い(見えない)場合は、贋物と考えて良いと思う。日々自己研鑽に努め、本物を見抜く力を養って「コト経済」を満喫する一方、greedとbureaucrcyの嘘には騙されないよう心掛けたいものだ。

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posted by 茂木賛 at 10:46 | Permalink | Comment(0) | 起業論

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