電子書籍サイト「茂木賛の世界」で小説『続・記号のような男』の連載を終えた。(「作品リスト」→「オリジナル作品」からアクセス)。四百字詰め原稿用紙換算で200枚強の中編である。
この作品は数年前に書いた『記号のような男』という小説の続編だが、当時「小説『記号のような男』」という記事に書いたように、そのテーマは「形のあるものをつなぐと、形のないことのつながりが見えて来る」といった聊(いささか)形而上学的なものだった。それに対し、この続編のテーマは、これまでこのブログで綴ってきた「街づくり」に関する所見を、小説のかたちで膨らませた内容となっている。登場人物たちは前作から引き継いでおり、小説の舞台も前作と同じ埼玉県・桑富市という架空の町。桑富市の地形については前掲記事に、
(引用開始)
有前町、柿本町、新桑富町、桑富町、有先町から成る桑富市の地形は以下の通り。市の北側に有水山系という東西に走る低い山脈があり、その東側は関東平野、西側はそのまま埼玉の山々へと続いている。有水山系の一角に有前山という単独の小さな山があり、その麓から有前川という河川が桑富市を斜めに縦断して流れている。その昔、有前山の頂に有前神社の奥宮があった……。
(引用終了)
と書いた。今回の話は、その山頂の奥宮が復活されることになったところから始まる。勿論、新しい登場人物たちの活躍もある。これからの日本はこういった地方都市より再興されるのでは、との思いで書き進めた。作品の感想など当コメント欄へお寄せいただければと思う。






